大分大学医学部附属病院救命救急センターでは、2010年4月からドクターカーの運用を開始しました。
救急隊、医療機関からの要請により、重症度、緊急度の高い症例に対し、出動しています。
高規格救急車タイプを導入し、診療が行いやすいように、特殊大型機能が搭載可能な内装整備に工夫を施しています。
機能面では、一般的な心電図モニター、除細動器、人工呼吸器等の他に、共謀無線、画像伝送装置、位置情報装置、
衛生携帯電話を装備。
救急の「見える化」により、病院前より病院内への迅速かつ円滑な情報交換・連携が遂行されています。
画像伝送装置は、インターネットを経由して、車内の画像、十二誘導心電図モニター画面、GPSによる位置情報の画面をリアルタイムで救急外来に送ることができます。
これにより、病院内にいながら患者状態の把握ができ、専門による的確な指示が可能です。
患者の全景を映し送ることが可能。
車外に持ち出すこともでき、災害現場の状況確認も可能です。
ドクターカーの重要な特徴のひとつとして、県下全消防と消防無線による情報交換が可能なこともあげられます。
消防無線は、地元由布市の消防・救急隊との交信はもちろん、県内共通のチャンネルを使用して、大分県全域の消防・救急隊と交信可能です。
出動の際には、無線を活用してドッキングポイントの設定、患者情報の伝達等を行っています。