センター紹介

大分大学医学部附属病院高度救命救急センターが、
全国に誇れるセンター棟をご紹介します。

救命救急センター棟の特徴

2012年10月1日に運用開始した救命救急センター棟は、地上4階建ての独立した棟で、
初療室、集中治療室、屋上ヘリポートを備えており、救急患者の診療をこの棟で一元的に行うことができます。
この建物には病院外医療チーム派遣の基地となる機能が随所に取り入れられている、全国に誇れる機能が満載です。

迅速対応を可能にするフロア設計

救命救急センター棟は、スタッフルームを中心に、地上のドクターカー・救急外来への迅速な処置対応そして屋上のドクターヘリ、
空からの緊急にも迅速かつ正確に対応できるように、各フロアが成り立っています。
24時間365日、どのような状況からでもすぐに行動・対処ができるように日々最善を目指し活動しています。


屋上(R2)
ヘリポート/ドクターヘリ運航管理室

出動要請に即座に対応できるように、ドクターヘリ運航管理室からヘリポートが確認でき、
ドクターヘリ格納庫も素早くドクターヘリを入出庫可能。
一秒でも早く、患者様の元へ飛び立ちます。

ヘリポート
【構造】鉄骨造
【ヘリポート(着陸帯)の面積】21.6m×21.6m
【最大許容荷重】6.5t  給油施設、夜間照明あり

4F 大小会議室

大小会議室及び災害対策室があります。
大会議室は、シミュレーション実習、各種救急トレーニングコースの開催も可能で、
災害時には、臨時患者収容場所として応用されます。

3F
スタッフ専用階

主にスタッフ専用階(医局、カンファレンス室、看護師控室、当直室など)ですが、
Hybrid OR (Operation room with Angio system)と高気圧酸素治療室を備え、
病院本館内の手術部と直結されています。

棟内に導入されているモニタリングシステムも充実しており、主要な場所から、主要個所の観察が遠隔的に可能となっています。

 

2F 救命救急棟(ICU)

目の前のいのちを救うために

24床の救命救急病棟(ICU)であり、
病院本館の臨床検査部と連結されています。

患様の清潔を保ち、全身管理を行っています。

集中治療室(ICU)では、救急患者により効果的な
治療を施すことができるよう、24時間体制で管理を行っている。

ナースステーション
 

1F 救急外来

救急外来患者の受け入れ

1階は主に救急外来ですが、救急入口には2台のドクターカー
(1台は病院間搬送緊急車両を応用)が駐車されており、
災害時、トリアージおよび除染区域の設営が迅速に行われる設計が施されています。

棟を取り囲んでいる放射線部とは3か所でアクセス可能で、
動線に優れ、すべての放射線診断、治療が効率よく行われます。

・救急入口に2台のドクターカー
災害時、トリアージおよび汚染区域の設営が迅速に行われる設計
・放射線部へ3か所からアクセス可能
動線に優れ、すべての放射線診断、治療が効率よく行われる
・CT-TT(CT with Trauma Table)
 IVR-CT(Angip room with CT system)設置
ER型診療

ドクターカー・救急外来の対応を、約30秒以内に
迅速かつ正確に処置が行えるよう、ER室を基点として
CTや治療ができるよう設備・人員や機材配置ともに
徹底している。

診療体制

高度救命救急センターは、救急医療を担当。
慢性病態を扱う一般医療とは異なり、
24時間365日の診療体制にて急病、事故などによる救急患者に対応。
重度外傷、広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒、脳血管障害、
虚血性心疾患、その他様々な原因により生命の危機に直面した
救急患者の診察を担当する三次救急医療機関。

県内全域の緊急度・重症度の高い重症患者、
また、特殊診療が必要な患者の救急搬入患者を優先した受け入れ。
診療所、医院、一次・二次救急医療機関などからの紹介転送患者の受け入れ。
ドクターヘリ、防災ヘリやドクターカーを活用した救急患者搬送や
事故・災害現場への医療チーム派遣をおこなっています。

救急外来・治療設備

外来(救急外来)
救急処置室4床 回復室3床 一般診察室3室 計10床
救急初療を行う場所です。
一刻を争う重症患者に対応するための検査・診断・治療が迅速に行えます。
可能な緊急手術もここで行える体制をとっています。
治療
集中治療室
重症患者を迅速に検査・診断・治療が行えるように体制を整えています。