2012年10月1日に運用開始した救命救急センター棟は、地上4階建ての独立した棟で、
初療室、集中治療室、屋上ヘリポートを備えており、救急患者の診療をこの棟で一元的に行うことができます。
この建物には病院外医療チーム派遣の基地となる機能が随所に取り入れられている、全国に誇れる機能が満載です。
救命救急センター棟は、スタッフルームを中心に、地上のドクターカー・救急外来への迅速な処置対応そして屋上のドクターヘリ、
空からの緊急にも迅速かつ正確に対応できるように、各フロアが成り立っています。
24時間365日、どのような状況からでもすぐに行動・対処ができるように日々最善を目指し活動しています。
出動要請に即座に対応できるように、ドクターヘリ運航管理室からヘリポートが確認でき、
ドクターヘリ格納庫も素早くドクターヘリを入出庫可能。
一秒でも早く、患者様の元へ飛び立ちます。
大小会議室及び災害対策室があります。
大会議室は、シミュレーション実習、各種救急トレーニングコースの開催も可能で、
災害時には、臨時患者収容場所として応用されます。
主にスタッフ専用階(医局、カンファレンス室、看護師控室、当直室など)ですが、
Hybrid OR (Operation room with Angio system)と高気圧酸素治療室を備え、
病院本館内の手術部と直結されています。
棟内に導入されているモニタリングシステムも充実しており、主要な場所から、主要個所の観察が遠隔的に可能となっています。
24床の救命救急病棟(ICU)であり、
病院本館の臨床検査部と連結されています。
患様の清潔を保ち、全身管理を行っています。
集中治療室(ICU)では、救急患者により効果的な
治療を施すことができるよう、24時間体制で管理を行っている。
1階は主に救急外来ですが、救急入口には2台のドクターカー
(1台は病院間搬送緊急車両を応用)が駐車されており、
災害時、トリアージおよび除染区域の設営が迅速に行われる設計が施されています。
棟を取り囲んでいる放射線部とは3か所でアクセス可能で、
動線に優れ、すべての放射線診断、治療が効率よく行われます。
高度救命救急センターは、救急医療を担当。
慢性病態を扱う一般医療とは異なり、
24時間365日の診療体制にて急病、事故などによる救急患者に対応。
重度外傷、広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒、脳血管障害、
虚血性心疾患、その他様々な原因により生命の危機に直面した
救急患者の診察を担当する三次救急医療機関。
県内全域の緊急度・重症度の高い重症患者、
また、特殊診療が必要な患者の救急搬入患者を優先した受け入れ。
診療所、医院、一次・二次救急医療機関などからの紹介転送患者の受け入れ。
ドクターヘリ、防災ヘリやドクターカーを活用した救急患者搬送や
事故・災害現場への医療チーム派遣をおこなっています。