あれもこれも、匿名だから言える!
専攻医にいろいろな質問をぶつけてみました。
専攻医として救急医療の現場で一番やりがいを感じる瞬間は?
- 重症患者さんが回復し、退院していく瞬間。
- 重症患者さんを救命できて次の治療に繋ぐことができた時。
- ドクターヘリやドクターカーで病院外に出て気管挿管したときは燃えました
- 危機的状況を脱する手技を臨床現場で出来るようになった時。
- 抜管した時。
- 診療した患者さんやそのご家族から「ありがとうございます」と言われたとき。
専攻医として救急外来で「これは無理だ!」と
思った瞬間は?その時どう対応しましたか?
- 初めてみる症例や、緊急度・重症度が高い症例が搬送されたとき。上級医に相談したり応援依頼したりします。チーム医療ですので、逆に他の人が手が必要そうなとき、協力するようにしています。
- いつも「無理だ!どうしよう!」と思いながら働いています…
とにかく目の前の自分ができることを全力で。たくさんの先生方、看護師さん、チームに助けてもらっています。
- 自分がER当番の時にECMO適応のOHCAを受け入れた瞬間。
- 若年患者の致死性不整脈からの心肺停止。人員を招集し、ECMOを確立!
- 人を呼びます。できるだけ呼びやすい先輩を笑
- 救急外来が満床になったところで,さらに受入れ要請が来た瞬間
先輩医師との関係で、初めて「おっ!さすがだな」と
感じた瞬間や、驚いたエピソードを教えてください。
- 先輩医師はみんな傷病者/患者さんを目の前にすると、目が変わります!
- 先輩医師と一緒に入らせていただいた気管切開術のスピードの速さと的確さに感動しました。解剖学の教科書みたいに鮮明な構造が見えました。
- CVなどの手技が上手くいかず、血管が細くなったりして状況が悪い中で、手技交代し一発成功した瞬間
- すばやい判断、処置を目の当たりにしたとき。
- 外科医が手術不能と判断した重症患者の緊急開腹止血術を躊躇なく施行して救命した瞬間
- カンファレンスでCOVID-19による重症呼吸不全患者の治療方針を話し合った直後に,多発外傷患者の治療のディスカッションが始まったとき
- 学生や研修医の時はなんとも思いませんでしたが、自分が治療をする立場になると呼吸不全患者と外傷患者の治療内容のギャップが大きく、上の先生たちは頭の切り替えが早いなと感じました。色々な患者さんがいる救急科ならではではないかと思います。
- いつも仕事していて、どんなときも焦らず落ち着いているところ
- dicision makingの能力。冷静に現場の状況を把握し最適解を導く力は流石だと思います。
学生時代に抱いていた救急医療と、実際に現場に立ってみた印象でギャップを感じた点は?
- ドクターヘリってこんなに飛ぶんだ、と驚きです。
- 学生の時は,救急科はただの「その場屋さん」だと思って,あまり魅力を感じませんでした.でもその「その場」を越えなければ生きることができない人たちがいて,重要な「その場」を連続して乗り越えるために必須の診療科だと感じました
- 救急搬送患者全員が重症ではないということ
- 病棟での集中治療管理にて、メインの治療戦略だけでなく、栄養やリハビリなど幅広い分野について管理していかないといけなかったこと。
- 毎日死にそうな患者が何人も来るわけではないんだなと
- 救急科は老若男女に対応して助けることができてかっこいいなと思っていた。しかし重症患者が多い分、救命できないことも多い。また社会的弱者の患者さんも多く対応が難しいことも多い。でもそれらも含めて全部勉強だと思っています。
- 救命のために手段を尽くしたが、最終的に救命困難と判断したときの患者家族への説明。
仕事の後やオフの日にリフレッシュする方法は?
美味しいものを食べる。寝る。
温泉に浸かりに行ってます。
患者さんから「ありがとう」と言われる瞬間は
どんな時ですか?
- Walkinの軽症の患者さんからは「検査してもらって話を聞いてもらって心配がなくなりました。ありがとう」と言われて嬉しかったです。
- 重症患者さんからは「命が助かって良かった、ありがとう」
- 常に。
- 回復され、退院されるとき。
- 患者さんが自分自身の未来を前向きに捉えられるようになった時。だからこそ、救命後の心のケアも大切にしたいです。
- 仕事の合間に一般病棟に転棟した患者さんに会いに行き、「おかげんどうですか」とか話に行くと結構喜ばれます。
- どんなときですかね。救急外来で、先生に診てもらえてよかった、といわれたらうれしかったです。
- 元気になって帰っていくとき。助かったとき。
「この瞬間の自分かっこいい!」と思った瞬間は?
- 患者搬入から検査、治療開始まで滞りなく最速で行えた時。
- どんぴしゃで診断、すぐ治療に繋げることができたとき。かっこいいというよりはちょっと達成感を感じるといったところでしょうか..。まだそんなにないですし、改善点はもちろんたくさんあります。
- ヘリに乗り込むとき
- なし!
- 外勤先の当直で1人で顔面裂創の縫合をしたとき(しょぼくてすいません)
- 困難そうな手技が一発で決まった瞬間。
- 望んだ仕事(自分がやるべきこと)であり、そう感じたことはありません。
- あんまりないっすね。
- 透析用カテーテルを一瞬で入れられたとき
仲間の惚れる仕草があれば教えてください!
- 的確に指示を出して司令塔になっている人はかっこいいなと思います。
- いっぱいありますよ、秘密です、一緒に働いたら分かります。
- 忙しいアピールをせずに互いを思いやれる言動。
- 仕草ではないがどんなに忙しい時でも患者さんとの会話を蔑ろにせず、親身に接している瞬間。
- ガウンを着るとき最後の紐のタグを取って結ぶとき。
- 救急現場が落ち着いたときに垣間見えるオフの素顔。
- がんばっているときの背中が、みんなかっこいいです✨️
専攻医の中でムードメーカーだと思う人は誰ですか?
その理由も教えてください。
- 居てくださるだけで、こちらの緊張がほぐれる気がします。
面白いエピソードがたくさんある!
- いつもおもしろ話が絶えないですいつもおもしろ話が絶えないです。
- マイペースなところ。みんな違ってみんないいです☺️。
- 嫌なことを言わない、つっこみどころが多い!
- 関先生
盛り上げイメージがあります。
仕事を楽しんでる感がある
- みんな!みんな愉快ですよ。
苦手な仕事はありますか?
- レセプト入力。
- 縫合は苦手です。
- ドクターカーでの活動。酔う。
- 専攻医成り立てなので今は全ての仕事に緊張感があります。
- A-line入れること。
- 薬剤調整、ルート類整理。
- 基本苦手です!手技も考えることも、全般苦手です。
- 胃管を入れること。
救急現場での失敗談や、その後どのように改善したか
教えてください。
- 病院外活動で医療スタッフ同士のコミュニケーションが十分取れなかったこと.とにかくイメトレしてコミュニケートするようにしてます
- アルコール酩酊で診察に非協力的な同年代の患者に対して魔が差して「こんな時間(朝5時)まで飲んでていいな」と小声でつぶやいたら、翌朝患者がその発言を覚えていたこと。どう思ったとしても決して口に出さない。
- 画像検索の異常所見の見落とし。どんな画像でも複数の人に見てもらうようにした。
- 心不全で気管挿管した患者さんの人工呼吸器設定が不適切で,すぐさま怒られて設定変更したこと.この時は途中から合流したため病態を十分把握していなかった.できる限り素早く情報収集して対応しようと思いました
- プレホスピタルで搬送先選定がうまくいかず患者搬送までに時間を要したこと。事前のシミュレーションとブリーフィングが大事。
- 色んな種類の失敗はありますが、どれも共通して1人で問題を抱えこんでいたときだったと思います。1人で判断しなきゃいけないときだってもちろんありますがその場で他の先生に相談したり、そういう時の対処を後で色んな先生に聞いてみたりしています。
- 小さな失敗はたくさんしてます。反省。
自分の得意分野はなんでしょう?
- 集中治療だと思ってます。さらに細かい分野は模索中。
- まだわかりません😅でも外傷や敗血症、重症肺炎が好きです。救急科で見る疾患や治療は幅広くてすごいな、面白いなと思います。
- 得意といえるものはまだない。
- 血液浄化。
- 外科処置系は少しやれます。
- 球技。
- 特にありません。
- 外傷が得意になるように訓練中です!
救急医になるにはどうしたらいいですか?
- 死にそうな人を助けたいと思う
- いろんなことに興味を持つことが大事だと思います!
- 少しの勇気を持つ。そして、安部教授に挨拶する。
-
どこかの専門医プログラムに入り、専門医試験を受ける。ある救急医の先生に「やっちゃダメな手技なんてない、なんでもやったらいい」と言われて、そうだなと実感したことがありました。
自分の中で制限を設けず、何でも見てなんでもトライしていけば、良い救急医になれるのかなと思って日々精進しています。
- 誰でもなれます!こわい、苦手こそ立ち向かうべきだと思います!
- 医学部、医師国家試験にさえ合格すれば、救急が好きなら誰でもなれます!
- 私も知りたいです。救急医になりたいよ〜〜〜
- 目の前の患者さんに何かしてやりたいという気持ちがあれば。
- 救急医になりたい!と思うこと。